きずあと、ケロイド
きずあと、ケロイド治療の目的
きずあと、ケロイドは、見た目が気になって自信が持てなくなるなどの精神的側面と
関節の動きを障害するなどの機能的側面で問題を生じます。これらを改善することが治療の目的です。
きずあと、ケロイドの治療の種類
①ステロイド含有テープ剤
ステロイド剤を含んだテープをきずあと、ケロイドの形に切って
患部に貼り付ける治療です。数か月かけて緩徐に効果が現れます。
②ステロイド注射療法
ステロイド剤を患部に直接注射する治療法です。
月に1回ほどの頻度で注射を行います。効果には個人差がありますが、
良く効く方の場合、3回ほどでも効果がはっきりわかります。
③手術療法
きずあとやケロイドを外科的に切除し、再度縫い直す治療法です。
縫い直す時に、きずあとが目立たない様に、ケロイドが再発しないように工夫します。
手術を行う場合はテープや注射の治療を併用することもあります。
これを集学的治療といい、ケロイドの治療に必須の考え方になります。