ワキガ
ワキガとは
わきの下から特有のにおいを発する状態を指し、医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれます。
ワキガの原因
ワキガの原因は、わきの下や陰部、耳の穴などに分布するアポクリン腺から分泌される汗に含まれるたんぱく質や脂質などの成分が、皮膚の常在菌によって分解されることです。
ワキガの治療
根本的に治す治療は手術になります。手術ではにおいの原因となる汗を分泌するアポクリン腺を切除します。
手術の流れとしては、局所麻酔を行い、皮膚を切開し、皮膚をひっくり返して裏側からアポクリン腺を切除します。
術後はガーゼでしっかりと圧迫、包帯で固定して血腫や皮膚のずれを防ぎます。
術後の安静と通院
術後は手術した側の脇、肩関節を安静に保っていただく必要があります。
そのため、当院では同時に両脇の手術は行わず、片側づつ手術を行います。
・術後2日目まで 手術後に巻いた包帯はそのままつけて頂きます。
包帯やガーゼをぬらさなければ洗髪はして頂いて大丈夫です。
手術の2,3日後に受診して頂き、ドレーン(血抜きの管)を抜去します。
同日、再度圧迫固定を行います。
・術後4日目 圧迫固定を解除します
・術後7日目 抜糸を行い、創部に問題がなければ一旦通院は終了です。