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粉瘤を治すには専門医に相談!効果的な治療法について解説

[2025.01.25]

粉瘤の治療は、自己判断で放置せず、必ず医療機関での診断と治療が必要です。

粉瘤を治すには、手術が不可欠となります。

この記事では、粉瘤の治療法や粉瘤治療の重要性について詳しく解説します。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、患者様一人ひとりの症状に合わせた適切な治療を提供しています。

粉瘤を治療したいとお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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粉瘤とは

粉瘤は、皮膚の下に形成される良性腫瘍で、医学的には表皮嚢腫(アテローム)とも呼ばれます。

この腫瘍は皮膚内に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂が蓄積することで発生します。

粉瘤は通常、痛みを伴わない小さなしこりとして感じられます。

原因と症状

粉瘤の発生原因は多くの場合不明ですが、皮膚にできた切り傷や打撲が引き金となることもあります。

初期の段階では小さな塊で、特に痛みを感じることはありません。

しかし、放置すると徐々に大きくなり、内部に溜まった内容物が臭いを放つことがあります。

また、炎症を起こすと痛みを伴うことがあり、これを「炎症性粉瘤」と呼びます。

炎症性粉瘤では、腫れや赤みが現れ、場合によっては膿が溜まり、切開排膿が必要となることもあります。

早期に適切な治療を行うことで、粉瘤の悪化や再発を防ぐことが可能です。

粉瘤を治すには?

粉瘤は放置しておいても自然に治癒することはなく、進行することが多いため、最終的には外科手術が必要となります。

粉瘤の治療法としては、主に「くり抜き法」と「切開法」の2つがあります。

それぞれの治療方法について以下で詳しく解説します。

くり抜き法

くり抜き法では、まず粉瘤の中心部分に小さな切開を加え、中に溜まった角質や皮脂などの内容物を丁寧に排出します。

内容物を排出した後、残存している粉瘤の袋も慎重に取り除きます。

これにより、粉瘤の再発を防ぐことができます。

くり抜き法の最大の利点は、その手術が比較的簡便である点です。

切開が小さく、傷跡も最小限に抑えられるため、治療後の回復が早く、美容的にも優れています。

特に初期段階や小さな粉瘤の場合、この方法は非常に効果的で、患者様にとって負担が少ない治療法と言えます。

また、傷が目立ちにくいため、美容面での心配が少なく手術後の仕上がりも良好です。

切開法

切開法は、粉瘤が大きくなったり、周囲の組織に広がっている複雑な構造を持つ粉瘤に対して行われる、従来から使用されている治療法です。

この方法では、メスを使用して皮膚を切開し粉瘤の袋ごと完全に摘出します。

粉瘤が炎症を起こして膿が溜まっている場合には、まず切開して膿を排出し、炎症を沈静化させます。

その後、炎症が治まった段階で、粉瘤の袋を取り除く手術が行われます。

これにより、粉瘤の再発を防ぎます。

粉瘤を放置するリスク

粉瘤は早期に治療を行うことが非常に重要です。

放置しておくと、いくつかのリスクが発生する可能性があります。

粉瘤が大きくなる

粉瘤は放置すると徐々に大きくなり、時間と共に進行していきます。

初期段階では、粉瘤は小さなしこりのような状態で、通常は痛みを伴わず目立ちにくいため、自分では気づかないことがあります。

しかし、粉瘤が成長すると、その大きさが増し、皮膚の表面に膨らみとして現れます。

この時点で、外見上は目立つようになり、周囲からも気づかれる場合もあります。

炎症を引き起こすことがある

粉瘤は、放置されることで炎症を引き起こすことがあります。

粉瘤内に蓄積された角質や皮脂が細菌に感染すると、膿が溜まり、炎症が発生します。

これにより、患部が赤く腫れ、触れると痛みを感じることがあります。

さらに、膿が溜まることで、熱感を伴った腫れが広がり、時には発熱や周囲の皮膚の膨張を引き起こすこともあります。

このような状態になると、早急な治療が必要です。

治療に時間がかかる

粉瘤を放置すると、炎症が進行し、治療が複雑になる可能性があります。

炎症が悪化すると、膿を排出するための切開排膿が必要となり、その後に粉瘤の袋を完全に取り除く手術が行われることもあります。

これにより治療期間が長引き、手術回数も増えることがあります。

早期に治療を受けることで症状の進行を防ぎ、治療期間を短縮することができます。

放置せず、早期に専門医の診断を受けることが重要です。

粉瘤とニキビの見分け方

粉瘤は早期治療が重要ですが、ニキビと見間違えることもよくあります。

粉瘤とニキビは外観が似ている場合がありますが、実際には異なるものです。

以下のポイントを押さえることで、粉瘤とニキビを効果的に見分けることができます。

薬で治らない

ニキビは通常、市販薬や処方薬で治療することができます。

しかし、粉瘤は皮膚の下に袋ができ、その中に角質や皮脂が溜まっているため、薬だけでは取り除けません。

薬を使っても改善しない場合は、粉瘤の可能性が高いです。

中央に黒い点がある

粉瘤には、中央に「開口部」と呼ばれる黒い点が見られることがあります。

この点は、皮膚の表面に開いた小さな孔で、内部の内容物が排出されることがあります。

一方、ニキビでは、膿が溜まって膨らみますが、黒い点は一般的に見られません。

ただし、ニキビにも黒ニキビというタイプがあり、この場合は毛穴が黒く見えることがあるため、粉瘤と区別するのが難しい場合もあります。

嫌な臭いがある

粉瘤は、膿が溜まったり、内容物が悪臭を放つことがあります。

この臭いはニキビには見られない特徴です。

膿が発生すると、粉瘤周辺から嫌な臭いが発生することがあるので、臭いの有無も見分けるポイントになります。

粉瘤の再発防止にはクリニック選びが重要

粉瘤の再発を防ぐためには、粉瘤の袋を完全に除去することが非常に重要です。

粉瘤は皮膚の下に袋状の構造を作り、その中に角質や皮脂がたまります。

この袋を十分に取り除かないと、再び角質や皮脂が蓄積し、粉瘤が再発するリスクが高まります。

そのため、袋を完全に取り除くことが治療成功の鍵となります。

粉瘤の袋を完全に除去するためには、経験豊富な医師の技術が必要です。

そのため、信頼できるクリニックで治療を受けることが、再発防止に繋がります。

治療を受ける際は、医師の技術や実績を確認し、安心して治療を受けられるクリニックを選びましょう

まとめ

粉瘤の治療には、通常、手術が必要です。

放置すると粉瘤が大きくなり、炎症を引き起こすことがあり、症状が悪化する可能性があります。

そのため、早期に治療を受けることが重要です。

粉瘤治療は専門的な知識と技術が必要であり、信頼できるクリニックでの治療が大切です。

当院では、高い技術と豊富な経験を持つ形成外科専門医が、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。

粉瘤治療をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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