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まぶたのたるみは保険適用になるの?眼瞼下垂との見分け方を詳しく解説

[2024.12.28]

まぶたのたるみは保険適用になるの?眼瞼下垂との見分け方を詳しく解説

まぶたのたるみが気になる方の中には、「この症状は保険適用で治療できるのだろうか?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は、まぶたのたるみが「眼瞼下垂」と診断された場合、保険適用で治療を受けられることがあります。

この記事では、まぶたのたるみと眼瞼下垂の違いや治療法について詳しく解説します。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、患者様一人ひとりの状態に合わせた適切な眼瞼下垂治療を提供しており、保険適用での対応も可能です。

まぶたの下がりや視界の遮りでお困りの方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。

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眼瞼下垂の場合は保険適用が可能

まぶたのたるみと思われる症状の中には、眼瞼下垂が原因である場合があり、その際には保険適用となることがあります。

特に、視野の狭窄が日常生活に支障を及ぼしている場合には、治療が医療的に必要であるとして認められる可能性があります。

保険適用の条件として、以下の症状が確認されることが挙げられます

・視界の遮りによる視野狭窄
・頭痛や肩こり
・額の筋肉を過剰に使うことによる眼精疲労

これらの症状が日常生活に重大な影響を与えていると判断される場合、治療が保険適用の対象となります。

ただし、保険適用には専門医による診断が必須です。

適切な治療を受けるためにも、まずは専門医の診断を受けることが重要です。

まぶたのたるみと眼瞼下垂の違い

まぶたが下がる症状には「まぶたのたるみ」と「眼瞼下垂」がありますが、これらは原因や症状の発生メカニズムが異なります。

それぞれの特徴を詳しく解説します。

まぶたのたるみ

まぶたのたるみは、医学的には眼瞼皮膚弛緩症と呼ばれ、まぶたを引き上げる筋肉には問題がないものの、まぶたの皮膚自体が弛んでしまう状態を指します。

このたるみは、主に加齢による皮膚の弾力低下が原因となります。

まぶたのたるみが進行すると、視野が狭くなったり、まぶたが重たく感じられたりすることがあります。

このため、眼瞼下垂と似た症状を引き起こすこともあり、これを「偽眼瞼下垂」と呼びます。

ただし、実際には筋肉や腱膜の問題ではないため、治療法も異なります。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、まぶたを上げるための筋肉やその結合部分に異常が生じている状態です。

特に多いのが腱膜性眼瞼下垂で、これはまぶたを引き上げる挙筋腱膜が、先端の瞼板との結合部分でゆるんでしまうことが原因で起こります。

眼瞼下垂の原因には、加齢による筋力低下が最も多いですが、以下のような要因も関与します。

・まぶたへの外傷
・過去の手術
・コンタクトレンズの長期使用

これらが原因で筋肉や腱膜に負担がかかり、まぶたが十分に引き上がらなくなることで、視界に影響を及ぼすことがあります。

まぶたのたるみと眼瞼下垂の見分け方

まぶたが下がっている場合、それがまぶたのたるみによるものなのか、あるいは眼瞼下垂が原因なのかを判別するのは難しい場合があります。

以下に、両者を区別するための主なポイントを解説します。

まぶたの縁の位置を確認

まぶたのたるみか眼瞼下垂かを判断する際には、まぶたの縁の位置を見ることが重要です。

【まぶたのたるみ】
まぶたの皮膚が緩んで垂れ下がり、まぶたの縁を越えている場合、まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)が原因と考えられます。この場合、まぶたを引き上げる筋肉自体には問題がありません。

【眼瞼下垂】
眼瞼下垂では、まぶたを引き上げる挙筋腱膜の機能が低下しているため、まぶたの縁自体が通常よりも下がっています。

簡単なセルフチェック

まぶたの皮膚を指や細い針金などで軽く持ち上げてみましょう。

このとき、まぶたの縦幅が広がり、まぶたの縁が正常な高さに戻る場合は、まぶたのたるみである可能性が高いです。

一方、まぶたの縁が変化しない場合は、眼瞼下垂の可能性があります。

しかし、まぶたのたるみと眼瞼下垂の違いは、セルフチェックである程度判断することはできますが、確実な診断を行うには医師の診察が必要です。

まぶたの状態を正確に評価することで、適切な治療方法を見つけることができます。

保険適用で受けられる眼瞼下垂治療

眼瞼下垂の治療は、症状の原因や重症度に応じて適切な方法が選択されます。

保険適用の対象となる治療法としては、主に外科手術が行われます。

眼瞼挙筋前転法

眼瞼挙筋の機能低下が原因でまぶたが下がっている場合に適用される手術が、眼瞼挙筋前転法です。

この手術は、眼瞼下垂の中でも比較的軽度から中等度の症例に適しており、視野の回復だけでなく、外見の改善も期待できる治療法です。

手術では、まず眼瞼挙筋を覆う挙筋腱膜を露出させ、その腱膜を前転させます。

次に、まぶたの縁にある瞼板と腱膜を新たな位置で固定することで、眼瞼挙筋がまぶたを引き上げる力を効果的に伝えられるように調整します。

これにより、まぶたが正常な高さに戻り、視界が改善されます。

前頭筋吊り上げ術

前頭筋吊り上げ術は、重度の眼瞼下垂や眼瞼挙筋の機能がほとんど失われた場合に適用される治療法です。

この手術では、額の筋肉である前頭筋を利用してまぶたを引き上げます。

シリコン製のスリングや特殊な糸を使い、まぶたと前頭筋を連結することで、額の動きでまぶたを開閉できるよう調整します。

視界の確保や見た目の改善が期待でき、特に他の治療法が難しい重症例に効果的です。

皮膚切除術

皮膚切除術は、まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)を伴う眼瞼下垂に対して行われる手術です。

この手術では、余剰な皮膚を切除することで、まぶたの重みによる視野の遮りを改善します。

特に、皮膚のたるみが原因で視野が狭くなっている場合に効果的で、視界の確保だけでなく、まぶたの外観を整える効果も期待できます。

手術後は、視野が広がることで日常生活の質が向上します。

まとめ

まぶたのたるみが「眼瞼下垂」によるものである場合、視野の改善や症状の軽減を目的とした治療が保険適用で受けられる可能性があります。

眼瞼下垂は、視界の遮りや頭痛、肩こりなど日常生活に支障をきたす原因となるため、早めの対処が重要です。

正確な診断と適切な治療法の選択には、専門医による相談が不可欠です。

眼瞼下垂の原因や症状に応じて、さまざまな治療法が選択可能であり、視野の改善だけでなく、外見の調整による生活の質(QOL)向上も期待できます。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、豊富な知識と経験を持った医師による眼瞼下垂手術を提供しており、保険適用での治療も可能です。

眼瞼下垂治療をご検討の方は、ぜひ当院にご相談ください。

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院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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