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眼瞼下垂の手術は保険適用できる?適用条件・対象外のケース・手術の流れを徹底解説

[2024.12.28]
保険診療と自費診療の違い

「まぶたが重くて目が開けにくい」「視界の上のほうが見えにくい」と感じていても、手術に保険が使えるのか分からず、受診をためらっている方は少なくありません。

結論からお伝えすると、眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術は、医師が視野の狭さなどの機能的な支障があると診断した場合に、健康保険の対象になります。

一方で、「MRD値が何mm以下なら保険適用」という全国一律の数値基準は、診療報酬の点数表には定められていません。

そのため、まぶたの計測値に加えて、視野への影響や日常生活での困りごとを合わせて、医師が総合的に判断します。

この記事では、形成外科専門医が在籍する「形成外科と美容外科のクリニック池袋」が、保険適用の条件、軽度やたるみの場合の考え方、保険で受けられる術式と点数、費用の考え方、自費診療との違いを解説します。

ご自身が保険の対象になるかは、まぶたの計測と診察で分かりますので、気になる方は一度ご相談ください。

眼瞼下垂池袋

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眼瞼下垂の保険適用で押さえたい3つのポイント

はじめに、保険適用について誤解されやすい点を3つに整理します。

ポイント 内容
保険の対象になる前提 見た目を整えるためではなく、目の開けにくさや視野の狭さといった機能の問題を治すための手術であること
数値の位置づけ MRD値はまぶたの下がり具合を測る目安で、点数表に「何mm以下」という算定の条件は書かれていない
最終的な判断 計測値・視野・眉を上げる代償動作・生活への支障を合わせて、診察した医師が判断する

つまり、インターネット上の数値だけで「自分は対象外」と決めてしまう必要はありません。

反対に、数値が基準に近いというだけで保険適用が約束されるわけでもありません。

迷ったときは、まぶたの状態を実際に測ってもらうのがいちばんの近道です。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、上まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)やその腱膜の働きが弱まり、目が十分に開かなくなる状態です。

眼瞼下垂とは

医学的には「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」と呼ばれます。

まぶたが重く開けにくい、視界の上のほうが欠けて見える、無意識に眉を上げてしまう、といった症状が代表的です。

眉やおでこの筋肉で目を開け続けることで、額のしわや頭痛・肩こり・疲れ目につながることもあります。

真の眼瞼下垂と「偽眼瞼下垂」の違い

まぶたが下がって見えても、そのすべてが筋肉や腱膜の問題とは限りません。

上まぶたの皮膚のたるみが主な原因で下がって見える状態は、「偽眼瞼下垂」や「眼瞼皮膚弛緩症」と呼ばれます。

両者は治療の方向性が異なり、保険の考え方にも関わるため、違いを次の表に整理します。

項目 真の眼瞼下垂 偽眼瞼下垂(皮膚のたるみ)
主な原因 眼瞼挙筋や腱膜の機能低下 上まぶたの皮膚のたるみ
筋肉・腱膜の働き 低下していることが多い 保たれていることが多い
治療の方向性 挙筋・腱膜を扱う手術が中心 余った皮膚を切除する手術が中心
保険の考え方 機能障害があれば対象になりうる たるみが視野をさえぎるなど機能障害があれば対象になる場合がある

※実際には筋肉の問題と皮膚のたるみが重なっていることも多く、どちらが主な原因かは診察での見極めが必要です。

たるみとの見分け方をもう少し詳しく知りたい方は、「まぶたのたるみは保険適用になるの?眼瞼下垂との見分け方を詳しく解説」をご覧ください。

筋肉の問題かたるみかによって選ぶ治療が変わるため、まずは原因を確かめることから始めましょう。

眼瞼下垂の保険適用条件

眼瞼下垂の手術に健康保険を使うには、「美容目的ではなく、治療が必要な病気である」と医師が判断することが前提です。

ここでは、その判断に使われる主な要素を順に見ていきます。

条件①:医師が「眼瞼下垂症」と診断すること

まず、保険医療機関で医師の診察を受け、眼瞼下垂症と診断されることが必要です。

自己判断や見た目の印象だけでは、保険は適用されません。

診察では、まぶたの下がり具合の計測に加えて、まぶたを持ち上げる筋肉の力や、眉を使って目を開けていないかなどを確認します。

条件②:まぶたの計測で下垂の程度が確認できること

下垂の程度を表す代表的な指標が「MRD-1(Margin Reflex Distance-1)」です。

これは、正面を見た状態で、黒目の中心(光の反射点)から上まぶたの縁までの距離を測ったものです。

一般に、下垂のないまぶたではおおむね4〜5mm前後とされ、数値が小さいほど下垂が強いことを意味します。

医療機関の説明で使われている数値の目安を、次の表にまとめます。

MRD-1の目安 まぶたの状態 保険との関係
4mm前後以上 多くは正常範囲 見た目の悩みが中心なら対象になりにくい
3.5mm以下 下垂ありと判断する目安として使う医療機関がある 視野や生活への支障とあわせて判断される
2mm以下 まぶたの縁が瞳孔に近づき、視野に影響が出やすい 保険適用の目安として示す医療機関がある

※数値の区切りは医療機関によって異なり、国が定めた基準ではありません。

ご自宅で鏡を見て測った数値は誤差が大きいため、参考程度にとどめてください。

なぜ医療機関によって「基準」の説明が違うのか

眼瞼下垂の手術は、令和8年度の医科診療報酬点数表で「K219 眼瞼下垂症手術」として点数が定められています。

ただし、この区分には術式ごとの点数が示されているだけで、「MRD値が何mm以下」といった数値の算定条件は書かれていません。

そのため、どの程度の下垂を治療の対象とするかは、各医療機関が医学的な所見にもとづいて判断しています。

ある医療機関は3.5mm以下、別の医療機関は2mm以下を目安として説明しているのは、このためです。

数値だけで線を引くのではなく、次に説明する機能面の評価と組み合わせて判断されると考えておくとよいでしょう。

条件③:視野・代償動作・症状などの機能障害があること

保険の対象かどうかは、計測値だけでなく、まぶたが機能にどれだけ影響しているかで判断されます。

具体的には、視界の上のほうが欠けていないか、眉やあごを上げて見ようとする代償動作がないかを確認します。

見えにくさに伴う頭痛や肩こり、運転や読書、パソコン作業などへの支障も評価の材料になります。

必要に応じて、視野の検査で上方の見え方を確かめることもあります。

こうした要素を含めて、機能を回復させる治療が必要かどうかを医師が総合的に判断します。

受診前のセルフチェックの目安

受診を考えるきっかけになる代表的なサインを、次の表にまとめました。

サイン 確かめ方の例
眉を上げて目を開けている 鏡の前で眉を指で軽く押さえ、額に力を入れずに目を開けると、開けにくさや視界の狭さを感じる
視界の上が欠ける 正面を向いたまま上を見ると、まぶたが視界に入ってくる
夕方ほど見えにくい 疲れてくると目が開けにくくなり、あごを上げて見る癖がある
額のしわ・頭痛・肩こり 額に横じわが目立つようになり、目の疲れと一緒に頭痛や肩こりが続く

ただし、これらはあくまで目安であり、診断や保険適用の可否は診察で決まります。

当てはまるサインがあれば、自己判断で様子を見続けるよりも、一度まぶたの状態を測ってもらうことをおすすめします。

軽度の眼瞼下垂は保険適用になる?

「自分は軽いほうだから保険は使えないのでは」と心配される方は多くいらっしゃいます。

軽度に見えるかどうかと、保険の対象になるかどうかは、必ずしも一致しません。

見た目の程度が同じでも、機能への影響によって判断が分かれるため、代表的なケースを次の表に整理します。

状態 保険の考え方
見た目は軽いが、眉を上げて目を開けている 代償して目を開けている状態のため、機能障害があると判断されることがある
夕方の見えにくさや頭痛・肩こりが続いている 生活への支障として評価の材料になる
眠そうに見える、左右差が気になるなど見た目の悩みが中心 機能障害が乏しければ対象外になりやすい

軽度で今回は保険の対象外と判断された場合でも、症状が進んでから改めて診察を受けると、判断が変わることがあります。

なお、軽度の段階で切らない方法を希望する場合は、自費診療になります。

切らない治療との違いについては、「眼瞼下垂は切らないで治せる?東京で受けられる治療法とその違いを解説」で詳しく解説しています。

軽度かどうかの見極めこそ計測と診察が役立つ部分なので、早めにご相談ください。

保険が適用されないケース

症状があっても、治療の目的や方法によっては保険の対象にならないことがあります。

代表的な例を見ていきましょう。

見た目を整えることが主な目的の場合

目元の印象を変えたい、二重の幅を変えたいなど、見た目の改善が主な目的の場合は保険の対象になりません。

機能障害がない状態でのデザイン変更は、自費診療として扱われます。

保険で定められた方法以外を希望する場合

糸で留める方法など、切開を伴わない治療を希望する場合は、自費診療になります。

また、保険診療では機能の回復が目的となるため、二重の幅や形を細かく指定したデザインには一定の制約があります。

他院で受けた手術の修正を希望する場合

他院で受けた眼瞼下垂手術の仕上がりを整える修正は、多くの場合、自費診療です。

修正が必要になるケースについては、「眼瞼下垂の再手術が必要なケースとは?後悔しないためのポイントを解説」もご参照ください。

保険と自費を同じ手術で組み合わせたい場合

同じ手術の中で、保険診療と自費診療を組み合わせること(混合診療)は原則として認められていません。

たとえば「保険で下垂を治しながら、二重のデザインだけ自費で追加する」といった受け方はできないため、どちらで受けるかを事前に決める必要があります。

ご自身の希望が保険と自費のどちらに当たるかは、診察の際に遠慮なくご相談ください。

保険適用で受けられる手術の種類と点数

保険で行う眼瞼下垂の手術は、いずれも皮膚の切開を伴う方法です。

点数表の「K219 眼瞼下垂症手術」は3つの区分に分かれており、原因や重症度によって適した方法が選ばれます。

術式 点数表の区分と点数(令和8年度・片側) 主な対象 特徴
眼瞼挙筋前転法 K219「1」7,200点 腱膜のゆるみ・挙筋の働きの低下 ゆるんだ腱膜や挙筋をまぶたの芯(瞼板)に縫い付け、開ける力を伝わりやすくする
筋膜移植法(前頭筋つり上げ) K219「2」18,530点 挙筋の働きが大きく低下している場合・先天性など 筋膜などを使ってまぶたと額の筋肉をつなぎ、眉を上げる力でまぶたを開ける
皮膚切除など K219「3」その他のもの 6,070点 皮膚のたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)で視野がさえぎられている場合など 余った皮膚を二重の線や眉の下で切除し、視界をさえぎる重みを減らす

※点数は令和8年度の医科診療報酬点数表によるもので、1点は10円として計算します。

※点数表では、左右のある部位の手術は特別な定めがない限り片側ごとの点数とされているため、両眼の場合は片側の点数が2回分かかります。

眉の下で皮膚を切除する方法(眉下切開)も、たるみで視野がさえぎられているなど機能障害がある場合には、保険で行う医療機関があります。

一方で、見た目の若返りを目的とした眉下切開は自費診療です。

どの術式を保険で行っているかは医療機関によって異なり、当院の眼瞼下垂の手術は眼瞼挙筋前転法(松尾法)で行います。

挙筋前転法の手順や合併症については、「挙筋前転法とは?手術の流れ・適応・合併症を形成外科専門医が解説」で詳しく解説しています。

どの方法が合うかは下垂の原因で変わるため、診察で原因を確かめたうえでご提案します。

保険適用になった場合の費用の考え方

保険が適用された場合の費用は、手術の点数と、ご自身の自己負担割合(1〜3割)によって決まります。

点数表から計算すると、最も多く行われる眼瞼挙筋前転法を両眼で受けた場合の手術料の自己負担は、3割負担で43,200円が一般的な目安です。

実際の支払いには、初診料や再診料、術前の検査、薬代などが加わります。

※上記は点数表から計算した一般的な目安であり、当院の金額を示すものではありません。

当院の保険診療の自己負担は1〜3割で、金額は診察のうえでお見積りをお出しします。

当院の眼瞼下垂治療の内容は、池袋の眼瞼下垂治療のページでご紹介しています。

検査や通院を含めた総額の内訳や、高額療養費制度・医療費控除の使い方は、「眼瞼下垂の手術費用はいくら?保険と自費の総額・片目と両目・医療費控除まで解説」で詳しく解説しています。

保険が使えるかどうかで費用は大きく変わるため、まずは保険の対象かを診察で確認することをおすすめします。

保険診療と自費診療の違い

眼瞼下垂の手術は、保険診療と自費診療のどちらで受けるかによって、治療の目的・仕上がりの考え方・費用が変わります。

保険診療と自費診療の違い

ご自身に合う受け方を選ぶために、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

保険診療の特徴

保険診療は「目の開けにくさや視野の改善」を主な目的とした治療です。

費用を抑えられる一方で、見た目のデザインを細かく指定することは難しくなります。

ただし、形成外科の手術では、機能の回復とあわせて、まぶたが開きやすく無理のない位置にラインを整えるなど、自然な見た目にも配慮します。

「目が開きやすくなれば十分」という方には、保険診療が合理的な選択です。

自費診療の特徴

自費診療は、機能の回復に加えて、見た目の希望も反映しやすい治療です。

二重の幅や形の希望を取り入れやすく、左右差の細かな調整も相談しやすくなります。

費用は全額自己負担となるため、仕上がりへのこだわりが強い方に向いています。

保険診療と自費診療の比較表

ここまでの違いを、項目ごとに次の表へ整理します。

項目 保険診療 自費診療
主な目的 目の開けにくさ・視野の改善 機能の回復+見た目の希望の反映
受けられる条件 医師が機能障害ありと診断した場合 診断の有無にかかわらず相談できる
デザインの自由度 自然さには配慮するが、細かな指定は難しい 二重の幅や左右差の調整を相談しやすい
費用 点数表で決まり、自己負担は1〜3割 医療機関ごとに設定(当院の眼瞼下垂症手術は478,000円、モデル料金406,300円)
向いている人 開けやすさの改善を重視する方 仕上がりのこだわりも叶えたい方

※当院の自費診療の料金は税込表記で、麻酔代は無料です。

※当院の料金は料金表が最新です。

当院は保険診療を併設した形成外科として、保険診療と自費診療の両方に対応しています。

どちらが適しているかは診察でまぶたの状態を確認したうえでご提案しますので、迷っている段階でもご相談ください。

眼瞼下垂は何科を受診する?

眼瞼下垂の手術は、眼科でも形成外科でも保険診療を受けられます。

眼科は視機能の評価や目の病気の確認を、形成外科は機能の回復とあわせて傷あとの目立ちにくさや自然な見た目との両立を、それぞれ得意としています。

美容外科でも、保険医療機関であれば保険診療を受けられる場合がありますが、対応は施設によってさまざまなので事前に確認しておきましょう。

診療科の選び方は、「眼瞼下垂の診療は眼科と形成外科どちらへ?医院の選び方など解説」で詳しく解説しています。

当院では形成外科専門医が眼瞼下垂の治療を担当しています。

当院で眼瞼下垂の手術を受けるまでの流れ

ここでは、形成外科と美容外科のクリニック池袋で眼瞼下垂の手術を受ける場合の流れをご紹介します。

保険診療・自費診療のどちらを選ぶ場合も、はじめの診察から始まります。

STEP 1:カウンセリング・診察

春日院長カウンセリング

まぶたの下がり具合や見えにくさ、日常生活で困っている場面、症状が出始めた時期などをお伺いします。

まぶたの開き具合を確認し、眼瞼下垂症かどうか、保険の対象になるかを医師が判断してご説明します。

保険診療と自費診療それぞれの特徴や費用、術後の経過についてもご説明します。

STEP 2:術前の確認と検査

手術を安全に行うために、必要に応じて血液検査などを行います。

持病や服用中のお薬がある方は、この段階でお知らせください。

STEP 3:デザインの確認と麻酔

手術当日は、まぶたの状態を確認しながらデザインを決め、局所麻酔を行います。

麻酔が効いてから手術を始めるため、手術中の痛みは抑えられます。

STEP 4:手術(眼瞼挙筋前転法)

眼瞼挙筋前転法

上まぶたを切開し、ゆるんだ眼瞼挙筋腱膜をまぶたの芯(瞼板)に固定して、まぶたを持ち上げる力が伝わるようにします。

手術時間は片側30分程度、両側で約1時間で、日帰りで受けられます。

STEP 5:術後の経過とアフターケア

術後は腫れや内出血が出ますが、時間とともに落ち着いていきます。

主な経過の目安は次のとおりです。

項目 目安
痛み 術後2〜3日程度
腫れ ピークは約1週間で、2週間程度で日常生活に支障のないレベルまで改善
内出血 2週間程度で消失
デスクワーク 3〜4日後から可能
アイメイク 1週間後から可能
全体の落ち着き 約1か月で落ち着いた状態になる

※回復の早さには個人差があります。

保険診療の手術でも、術後早期には腫れ・内出血・一時的な違和感・創部の痛み・ドライアイ症状が出ることがあります。

中長期的には、左右差、まぶたの開きすぎ(過矯正)、閉眼不全、傷あとの赤みや盛り上がり、まれに感染症といったリスクもあります。

気になる症状が続く場合は、早めに受診してください。

仕事への復帰の考え方は、「眼瞼下垂手術のダウンタイムはどれくらい?仕事に与える影響と乗り越え方」で詳しく解説しています。

受診の際に伝えておくとよいこと

保険適用の判断をスムーズにするために、受診の際には次のような情報をお伝えください。

伝えておくとよいこと 理由
いつ頃から、どんな場面で見えにくいか 生活への支障を判断する材料になる
頭痛・肩こり・目の疲れの有無 代償動作による負担を評価する手がかりになる
コンタクトレンズの使用歴 腱膜性眼瞼下垂の原因を考えるうえで参考になる
まぶたの手術歴や持病・服用中のお薬 術式の選択や手術の安全性の確認に必要になる

受診の際はマイナ保険証(お持ちでない方は資格確認書)をお持ちください。

当院は池袋駅から徒歩1分で、WEB予約・WEB問診もご利用いただけます。

形成外科と美容外科のクリニック池袋での眼瞼下垂手術症例

当院で眼瞼下垂の手術を受けられた方の経過をご紹介します。

眼瞼下垂1ヶ月後

眼瞼下垂の手術から1か月後の症例写真です。

手術前の目元は、上まぶたが黒目にかぶさって目の開きが小さく、重たく眠たそうな印象でした。

まぶたを持ち上げる力がうまく働かないため、目を開けるのに余計な力が必要になり、視界の狭さや疲れ目の原因にもなります。

手術から1か月が経過した時点では、黒目の見える範囲が広がり、目が開きやすくなっています。

術後1か月はまだ軽い腫れが残ることもある時期ですが、この時点で大きな腫れや内出血は落ち着いています。

今後さらに腫れが引くことで、二重の幅や仕上がりはより自然になじんでいきます。

眼瞼下垂手術後半年事例

眼瞼下垂では、目が開きづらくなるだけでなく、無意識に眉やおでこの力で目を開けようとする癖がつきます。

こちらの方も手術前は眉が高く上がり、上まぶたが黒目の一部を隠して、疲れたような表情に見えていました。

術後半年の時点では、まぶたが持ち上がって黒目が大きく見えるようになり、上がっていた眉も自然な位置へ戻っています。

おでこの緊張がとれることで、額のしわや頭痛・肩こりの軽減も期待できます。

腫れが落ち着いたこの時期の状態は、ほぼ完成に近い経過です。

※効果や経過には個人差があります。

※主なリスク・副作用は、腫れ、内出血、一時的な違和感、ドライアイ症状、左右差、傷あとの赤みなどです。

眼瞼下垂の保険適用に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、保険適用について診察でよくいただく質問にお答えします。

Q. MRD値は何mm以下から保険適用ですか?

A. 「何mm以下なら保険適用」という全国一律の数値基準は、診療報酬の点数表には定められていません。

医療機関によっては3.5mm以下や2mm以下を目安として説明していますが、最終的には視野や代償動作、生活への支障を合わせて医師が判断します。

数値は診察で正確に測れますので、自分で測った結果だけで判断しないことをおすすめします。

Q. 軽度でも保険適用になることはありますか?

A. 見た目が軽度でも、眉やあごを上げて視野を保つ代償動作があったり、頭痛や肩こりを伴ったりする場合は、機能障害があると判断されることがあります。

一方で、見た目の悩みが中心で機能への影響が乏しい場合は、対象外になりやすいです。

気になる症状があれば、一度診察で確かめてみてください。

Q. まぶたのたるみ(偽眼瞼下垂)でも保険は使えますか?

A. 皮膚のたるみが主な原因でも、たるみが視野をさえぎるなど機能障害があると診断されれば、余った皮膚を切除する手術が保険の対象になる場合があります。

見た目の若返りが目的の場合は、保険の対象になりません。

たるみが主体か筋肉の問題かは、診察で見極める必要があります。

Q. 眉下切開は保険適用になりますか?

A. たるみで視野がさえぎられているなど機能障害がある場合に、眉の下で皮膚を切除する手術を保険で行う医療機関があります。

見た目の改善を目的とした眉下切開は、自費診療です。

当院の眉下リフトは自由診療のメニューで、保険診療の眼瞼下垂の手術は眼瞼挙筋前転法で行っています。

Q. 片眼だけの下垂でも保険は適用されますか?

A. 片眼だけの場合でも、眼瞼下垂症と診断されれば保険の対象になります。

片眼だけ手術すると左右差が気になることもあるため、両眼の状態を診察したうえでご提案します。

なお、急に片方のまぶただけが下がってきた場合は、まぶた以外の病気が隠れていることもあるため、早めに医療機関を受診してください。

Q. 若い人でも保険適用になりますか?年齢制限はありますか?

A. 眼瞼下垂の保険適用に年齢制限はありません。

生まれつきの先天性眼瞼下垂も、保険診療の対象になります。

コンタクトレンズを長く使っている若い方にも腱膜性眼瞼下垂が起こることがあり、診断されれば年齢にかかわらず保険が適用されます。

Q. 保険が使えるかどうかの診察だけでも受けられますか?

A. はい、保険の対象になるかどうかは、診察でまぶたの状態を確認したうえで医師が判断してご説明します。

費用のお見積りをお出しし、ご納得いただいてから治療を進めますので、診察の段階で手術を決める必要はありません。

受診の際はマイナ保険証(お持ちでない方は資格確認書)をお持ちください。

Q. 医療費控除は受けられますか?

A. 保険診療による眼瞼下垂の手術費用は、医療費控除の対象になります。

自費診療でも、見た目を整えるためではなく治療を目的とした費用であれば、対象になる場合があります。

詳しくは、領収書をご用意のうえ、税務署や税理士にご確認ください。

Q. 民間の医療保険の手術給付金は受け取れますか?

A. 保険診療で受けた眼瞼下垂の手術は、民間の医療保険で手術給付金の対象になっている場合があります。

対象になるかどうかは契約内容によって異なるため、加入している保険会社にご確認ください。

Q. 術後にまぶたが再び下がってくることはありますか?

A. 眼瞼下垂の手術の効果は長く続くことが多いものの、加齢などによって再び下がってくる可能性はあります。

その場合は、状態に応じて再手術を検討します。

術後の経過で気になることがあれば、早めにご相談ください。

Q. ダウンタイム中、仕事はできますか?

A. 当院では、デスクワークは術後3〜4日後から可能とご案内しています。

腫れのピークは約1週間のため、接客の仕事や大切な予定が控えている場合は、時期を調整することをおすすめします。

まとめ

眼瞼下垂の手術は、医師が視野の狭さなどの機能的な支障があると診断した場合に、健康保険の対象になります。

MRD値は下垂の程度を測る大切な目安ですが、点数表に数値の算定条件はなく、視野・代償動作・生活への支障と合わせて判断されます。

軽度に見える場合やまぶたのたるみが中心の場合でも、機能障害があれば保険の対象になることがあります。

保険適用時の手術料は点数表で決まっており、自己負担は1〜3割です。

仕上がりのデザインにこだわりたい方には、自費診療という選択肢もあります。

当院では形成外科専門医が保険診療・自費診療の両方に対応し、診察でそれぞれの特徴をご説明したうえで、適した治療をご提案します。

池袋で眼瞼下垂の手術をご検討中の方は、当院の眼瞼下垂手術の施術ページもあわせてご覧ください。

「まぶたが重くて気になっている」「保険が使えるか確認したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

保険診療で手術を受けられた方の実際の変化は、眼瞼下垂の症例写真でご確認いただけます。

症例ごとに費用・治療期間・副作用とリスクを記載しています。

院長プロフィール
春日 航
経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任

資格

  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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