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粉瘤とニキビは見た目で判断できる?専門医が教える見分け方と治療法

[2025.05.27]

顔や体にできたしこりが、ニキビなのか粉瘤なのか見分けがつかず、お悩みの方は少なくありません。

見た目が似ているため、自己判断が難しく、適切な治療のタイミングを逃してしまうケースもあります。

この記事では、粉瘤とニキビを見分けるポイントや、それぞれの治療法、受診すべき診療科についてわかりやすく解説します。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、形成外科専門医による見た目に配慮した粉瘤治療が受けられます。

ニキビか粉瘤かわからずお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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粉瘤とニキビを見分けるポイント

粉瘤とニキビは、どちらも皮膚の下にしこりができるため、見た目だけでは判断が難しいことがあります。

「ニキビだと思っていたら実は粉瘤だった」というケースも少なくありません。

正しく見分けるためには、いくつかの特徴を知っておくことが大切です。

ここでは、見た目や症状の違いから粉瘤とニキビを見分けるためのポイントを解説します。

真ん中に黒い点があるか

粉瘤には、しこりの中心に「開口部」と呼ばれる黒い点が見られることがあります。

この開口部は、皮膚の下にたまった老廃物の出口であり、粉瘤の特徴のひとつです。

ただし、ニキビでも毛穴に角質や皮脂が詰まることで黒く見えることがあるため、この点だけで断定するのは難しい場合もあります。

大きくなっているか

粉瘤は、時間の経過とともに徐々に大きくなる傾向があります。

何年もかけて5cm以上に成長したり、大きいものでは10cmを超えることもあります。

一方、ニキビは炎症によって一時的に腫れることはありますが、放置しても極端に大きくなることはありません。

臭いがあるか

粉瘤は皮膚の下に皮脂や老廃物がたまり、圧迫すると白っぽい内容物が出てくることがあります。

この内容物には独特の臭いがあり、炎症が強い場合は触らなくても臭うこともあります。

ニキビにはそのような臭いはほとんどなく、内容物の性質も異なります。

粉瘤とニキビの治療法

粉瘤とニキビは見た目が似ていることがありますが、治療法は大きく異なります。

正しく見分けたうえで、それぞれに合った適切な治療を受けることが大切です。

粉瘤の治療法

粉瘤は自然には治らないため、医療機関での治療が必要です。

一般的には「くり抜き法」と呼ばれる手術が行われます。

これは、粉瘤を小さく切開し、中にある内容物と袋(嚢胞)を丁寧に取り除く方法で、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。

粉瘤の大きさや炎症の程度によっては、さらに大きく切開する必要があるケースもあります。

粉瘤は、早期に治療を受けることで、傷跡を最小限に抑えることができ、再発のリスクも軽減できます。

ニキビの治療法

ニキビは比較的軽症であればセルフケアでも改善が可能です。

毎日の丁寧な洗顔やスキンケア、ニキビ用の市販薬の使用、食生活の見直し、そしてストレスを溜め込まないことも重要です。

ただし、炎症がひどい場合や何度も繰り返すニキビについては、皮膚科での治療が有効です。

医師の診断により、外用薬や内服薬などの方法で治療されます。

粉瘤やニキビは何科を受診すべき?

粉瘤やニキビは、見た目が似ていることもあり、どの診療科を受診すればいいか迷う方も少なくありません。

それぞれの症状に合った診療科を選ぶことで、より適切な治療が受けられます。

粉瘤

粉瘤は、皮膚科または形成外科で診察・治療を受けることができます。

特に、粉瘤が大きくなっていたり、繰り返しできたりしている場合は、形成外科の受診がおすすめです。

形成外科では、手術経験が豊富な医師が治療を行うことが多く、傷跡が目立たないよう配慮された手術が可能です。

顔や首などの目立つ部位にできた粉瘤の場合、見た目の仕上がりも重視されるため、形成外科を選ぶと安心です。

ニキビ

ニキビは皮膚の炎症性疾患のため、基本的には皮膚科の受診が適しています。

皮膚科では、症状に応じて塗り薬や飲み薬などの治療が行われます。

また、なかなか治らない頑固なニキビや、繰り返しできるニキビに対しては、医療機関ならではの専門的な治療法(ケミカルピーリングや光治療など)を受けることも可能です。

粉瘤かニキビか判断が難しい場合は専門医へ相談しましょう

粉瘤とニキビは、見た目がよく似ていることがあり、自分で正確に判断するのは難しい場合があります。

もし粉瘤だった場合、放置すると炎症や感染を起こすリスクがあるため、早期の治療が重要です。

初期の段階であれば、小さな切開で済むことも多く、傷跡も目立ちにくくなります。

粉瘤かニキビかわからない場合、自己判断せず、専門の医師に相談することが大切です。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、粉瘤の診察・治療に対応しています。

見た目にも配慮した治療を行っているため、顔や首などの目立つ部位にできた粉瘤でお悩みの方も、安心してご相談いただけます。

治療をご希望の方は、ぜひ当院までお問い合わせください。

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院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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