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眼瞼下垂と一重まぶたの違いは?特徴や治療法について詳しく解説

[2024.11.29]

一重まぶたと眼瞼下垂は、見た目が似ていることが多いため、混同されがちですが、実はその原因や症状は全く異なります。

一重まぶたはまぶたの形状に関わる美容的な特徴である一方、眼瞼下垂はまぶたを引き上げる筋肉の機能低下によるもので、視界にも影響を与えることがあります。

この記事では、これらの違いを明確にし、それぞれに適した治療方法について詳しく解説します。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、眼瞼下垂や一重まぶたに関する治療を提供しています。

見た目や機能の改善をご希望の方は、ぜひ当院までご相談ください。

 

 

眼瞼下垂と一重の違い

 

眼瞼下垂と一重まぶたは外見上似ている場合がありますが、根本的には全く異なるものです。

一重まぶたは、まぶたの構造上の特徴によって生じる美容的な状態であるのに対し、眼瞼下垂は上まぶたを引き上げる筋肉の機能低下が原因で起こる医学的な症状です。

以下に、それぞれの特徴を詳しく解説します。

一重まぶたとは

一重まぶたとは、上まぶたに二重の折り目が見られない状態を指します。

解剖学的には、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)が上まぶたの軟骨組織である瞼板(けんばん)のみに付着しているため、皮膚に折り目が形成されません。

一重まぶたの特徴として、まぶた全体が滑らかに見える点が挙げられます。

このため、二重まぶたに比べて控えめでシンプルな印象を与えることが多いといえます。

一重まぶたの方は、目元が小さく見える、華やかさが足りないと感じる場合もありますが、一方で凛とした知的な印象やクールな雰囲気を好む人も少なくありません。

一重まぶたは、健康に影響を及ぼすものではありません。

しかし、美容的な観点から、まぶたの印象を変えたいと希望する方には、二重形成術などの施術を選択することが可能です。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる筋肉の働きが低下し、上まぶたが下がった状態を指します。

この状態では、上まぶたが目に覆いかぶさるようになり、視界が狭くなるのが主な特徴です。

眼瞼下垂の原因は多岐にわたり、加齢による筋力の低下や先天的な異常、外傷、さらにはハードコンタクトレンズの長期使用などが挙げられます。

症状としては、視界が遮られることによる日常生活への支障が生じるほか、額や眉を使ってまぶたを引き上げようとするため、頭痛や肩こりが発生しやすくなります。

また、慢性的な眼精疲労を感じることも少なくありません。

眼瞼下垂は治療が必要な医学的な状態であり、特に視界の障害や生活の質に影響がある場合には、手術などの治療が適用されます。

眼瞼下垂のセルフチェック

眼瞼下垂は、まぶたの筋力が低下することで視界に影響を与える状態です。

日常生活での不便さや症状に気づくことで、早期の発見と対処が可能です。

以下のセルフチェックを参考に、眼瞼下垂の兆候がないか確認してみましょう。

1.まぶたが黒目にかかっている
上まぶたが下がり、黒目にかかることで目が小さく見えたり、まぶたの重さを感じることがあります。

鏡で自分の目元を見て、まぶたが黒目を覆っていないかチェックしてみましょう。

2.視野が狭い
上まぶたが下がることで、視野が遮られ、視界が狭く感じることがあります。

特に、前方を見たときや下を向いたときに視野が狭くなる場合、眼瞼下垂の可能性があります。

3.頭痛や肩こりがある
眼瞼下垂の影響で、まぶたを上げるために額や眉を使うことが多くなり、これが原因で頭痛や肩こりを感じることがあります。

特にこれらの症状が長引く場合、眼瞼下垂を疑ってみるとよいでしょう。

4.眠そうな顔に見られる
目が半開きになっているような印象を与え、眠そうな顔に見えることがあります。

自分の顔の印象に変化を感じる場合、眼瞼下垂が関係している可能性があります。

これらの症状が気になる場合、眼瞼下垂の可能性がありますので、専門医に相談することをお勧めします。

早期に適切な治療を受けることで、視界の改善や生活の質の向上が期待できます。

眼瞼下垂と一重の治療方法の違い

眼瞼下垂と一重まぶたは外見上似ていることがありますが、それぞれの治療方法は異なります。

以下では、それぞれの治療方法の違いについて詳しく解説します。

一重の治療方法

一重まぶたの治療は主に美容目的で行われ、個々の希望に応じて施術方法が選ばれます。

・埋没法
埋没法は、まぶたに糸を用いて二重のラインを作る方法です。

この方法は手軽でダウンタイムが少ないため、日常生活に大きな支障をきたすことなく施術が可能です。

特に初めて二重を試みる方や、比較的若年層に人気のある治療法です。

施術後は通常数日で回復し、自然な仕上がりが期待できます。

・切開法
切開法は、まぶたを切開し、皮膚を取り除いたり、筋肉を調整して二重のラインを作る方法です。

半永久的な効果が得られるため、長期的に安定した二重を望む方に向いています。

しかし、埋没法に比べてダウンタイムが長く、術後の管理が必要です。

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂の改善には、主に手術が必要となります。

まぶたを引き上げる筋力が低下しているため、筋肉の機能を回復させるための治療が行われます。

・眼瞼挙筋前転法
眼瞼挙筋の腱膜を前転させて瞼板に固定することで、まぶたの開きが改善される手術です。

腱膜がゆるんでいる部分を前転し、適切な位置に固定することで、まぶたがスムーズに開くようになります。

・前頭筋吊り上げ術
前頭筋吊り上げ術は、額の筋肉(前頭筋)を活用して上まぶたを引き上げる手術です。

この手術では、大腿筋膜を使用して瞼板と前頭筋を接続し、まぶたを開ける力を補います。

主に重度の眼瞼下垂の治療に適応され、眼瞼挙筋が不十分な場合でも、まぶたを十分に持ち上げることができます。

額の筋肉を利用することで、視界の改善とまぶたの開きやすさを実現します。

・皮膚切除術
皮膚切除術は、余分な皮膚を取り除き、上まぶたを軽くすることで、まぶたの位置を改善する手術です。

加齢や外的要因で皮膚がたるんでいる場合に有効です。

眼瞼下垂の治療方法は、患者様の症状に応じて選択され、視界の改善を目的とするため、必ず医師の診断に基づいて治療法が決定されます。

まとめ

眼瞼下垂と一重まぶたは、外見上似ていることがありますが、異なる状態です。

一重まぶたは、上まぶたに二重の折り目がない状態で、主に美容的な目的で治療が行われます。

治療法には、二重埋没法や切開法などがあり、目元の印象を変えることができます。

一方、眼瞼下垂は、まぶたを引き上げる筋肉の機能が低下している状態で、視界や日常生活に支障をきたすことがあります。

眼瞼下垂の治療は機能改善を目的としており、眼瞼挙筋前転法、前頭筋吊り上げ術、皮膚切除術などの手術方法が選択されます。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、眼瞼挙筋前転法による眼瞼下垂の手術や二重埋没法を受けることができます。

眼瞼下垂や一重まぶたにお悩みの方は、ぜひ形成外科と美容外科のクリニック池袋へご相談ください。

 

院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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