メニュー

「生まれつきまぶたが重い」は治療できる!先天性眼瞼下垂について詳しく解説

[2025.02.22]

「生まれつきまぶたが重い」と感じる方の中には、先天性眼瞼下垂が原因のことがあります。

この症状は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の発達不良や機能低下によって引き起こされ、視界が狭くなったり、目の大きさに左右差が生じたりすることがあります。

この記事では、先天性眼瞼下垂の特徴や治療法について詳しく解説します。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、先天性眼瞼下垂の治療を行っています。

「生まれつきまぶたが重い」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

生まれつきまぶたが重いのは先天性眼瞼下垂の可能性

生まれつきまぶたが重く、目が開きにくいと感じる場合、それは「先天性眼瞼下垂」の可能性があります。

ここでは、先天性眼瞼下垂の原因や遺伝との関係、後天性眼瞼下垂との違いについて詳しく解説します。

先天性眼瞼下垂とは

先天性眼瞼下垂とは、生まれつきまぶたが下がっており、黒目の一部または全体が隠れてしまう状態を指します。

これは、まぶたを持ち上げる役割を持つ「眼瞼挙筋」の力が弱かったり、この筋肉を支配する神経に異常があることが原因と考えられています。

先天性眼瞼下垂は遺伝?

先天性眼瞼下垂は遺伝する可能性があります。

実際に、「5世代にわたる27人の家族のうち14人が先天性眼瞼下垂を発症していた」という研究報告もあります。

この研究では、14人のうち11人が片側性(片目だけの下垂)、3人が両側性(両目とも下垂)であったことが確認されています。

しかし、先天性眼瞼下垂がすべて遺伝によるものとは限りません。

家族に先天性眼瞼下垂の人がいる場合、遺伝の可能性は高まりますが、多くのケースでは遺伝とは関係なく発症すると考えられています。

先天性眼瞼下垂と後天性眼瞼下垂の違い

先天性眼瞼下垂は、生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が低下していることで起こります。

一方、後天性眼瞼下垂は、加齢や生活習慣、外的要因によって発症します。

加齢による眼瞼挙筋や腱膜の弛緩が主な原因で、ハードコンタクトレンズの長期使用や目をこする癖、事故や外傷も影響を与えることがあります。

生まれつきまぶたが重いことの影響

先天性眼瞼下垂によってまぶたが重く感じられると、日常生活や見た目、さらには視力の発達にも影響を及ぼすことがあります。

以下では、生まれつきまぶたが重いことによる影響について、詳しく解説します。

日常生活への影響

まぶたが十分に開かないと、無意識のうちに眉を上げる癖や顎を上げて物を見る動作が習慣化しやすくなります。

これにより、眉を上げ続けることで額に深いシワができやすくなります。

また、顎を上げる姿勢が続くと首や肩に負担がかかり、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。

特に、視界を確保するための姿勢が慢性化すると、姿勢の歪みや筋肉の緊張につながり、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。

見た目への影響

先天性眼瞼下垂は片目に症状が現れることが多く、目の大きさに左右差が生じます。

見た目の違いが気になり、コンプレックスにつながることもあります。

また、両目に症状があれば、まぶたが下がることで目が小さく見え、表情の印象が変わることもあります。

まぶたが開かないことで眠そうな印象を与えたり、時にはきつい印象を持たれることもあります。

視力への影響

生まれつき眼瞼下垂があると、まぶたが黒目を覆い、視界が狭くなり、視力の発達に悪影響を及ぼします。

幼少期に視界が遮られることで正常な視力が育たず、「弱視」になる可能性があります。

また、両目でバランスよく見ることができず、「斜視」の原因にもなります。

特に乳幼児期は視力の発達が著しいため、治療しないと視力回復が難しくなります。

早期の診断と治療が重要です。

先天性眼瞼下垂の治療法

先天性眼瞼下垂の治療法には、「眼瞼挙筋前転法」と「前頭筋吊り上げ術」があります。

眼瞼挙筋前転法は、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の腱膜を前方に引き出し再固定することで、まぶたの開きを改善する手術です。

前頭筋吊り上げ術は、眼瞼挙筋がほとんど機能していない場合に行われ、前頭筋の力を利用してまぶたを持ち上げます。

手術方法は、症状の重さや年齢に応じて適切に選択されます。

子どもの先天性眼瞼下垂は手術が必要?

先天性眼瞼下垂の治療において、特に子どもの場合は視力の発達に十分な注意が必要です。

弱視が疑われる場合は、3歳から治療を始めることが推奨されます。

視力が発達する前に適切な手術を行うことで、視力の低下を防ぐことができます。

一方で、軽度のケースでは急いで手術を受ける必要はなく、成長を見ながら治療を検討することも可能です。

筋肉の発達によって症状が改善することもあるため、経過を観察しながら適切な治療のタイミングを見極めることが大切です。

形成外科と美容外科のクリニック池袋の眼瞼下垂治療

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、患者様の症状に応じた眼瞼下垂治療を提供しています。

当院では、眼瞼挙筋前転法(松尾法)を採用し、まぶたを引き上げるだけでなく、眼瞼挙筋腱膜を周囲の組織から丁寧に剥離し、適切な位置に固定することで、まぶたの動きをスムーズに改善します。

また、治療費は事前にご案内し、追加費用は発生しません。

わかりやすい価格体系を採用し、患者様に安心して治療を受けていただけます。

眼瞼下垂治療の症例写真

手術前の患者様は、まぶたのたるみにより二重のラインが安定しない状態でした。

そこで当院では、眼瞼挙筋前転法による眼瞼下垂手術を実施しました。

術後2週間の経過写真では、まぶたが適切に引き上げられ、二重のラインも明確になっています。

これにより、目元がスッキリとし、より明るくはっきりとした印象になりました。

術後2週間の時点では、まぶたの腫れや目を閉じた際の傷跡がまだ見られますが、時間の経過とともに徐々に落ち着き、目立たなくなっていきます。

まとめ

生まれつきまぶたが重い場合、先天性眼瞼下垂の可能性があります。

特にお子さまの場合、まぶたが視界を遮ることで視力の発達に影響を及ぼし、弱視や斜視の原因となることがあるため、早めの診察と適切な治療が重要です。

形成外科と美容外科のクリニック池袋では、眼瞼挙筋前転法による眼瞼下垂手術を行い、先天性眼瞼下垂の治療にも対応しています。

当院では、ご本人だけでなくご家族の治療相談も可能です。

生まれつきのまぶたの重さが気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME