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形成外科で治す眼瞼下垂とは?原因から治療法まで徹底解説

[2024.12.14]
形成外科で治す眼瞼下垂とは?原因から治療法まで徹底解説 眼瞼下垂に悩んでいても、「どの診療科を受診すればいいのかわからない」と感じている方は少なくありません。 この症状は、見た目の問題だけでなく、視界が狭くなるなど日常生活にも影響を及ぼすことがあります。 眼瞼下垂の改善には、専門的な診断と治療が受けられる形成外科の受診がおすすめです。 本記事では、形成外科での眼瞼下垂治療について詳しく解説します。 形成外科と美容外科のクリニック池袋では、形成外科専門医による眼瞼下垂治療が受けられます。 治療に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶたが下がり、瞳に覆いかぶさることで視野が狭くなる状態を指します。 この症状は視界が遮られるだけでなく、見た目や健康面にもさまざまな影響を及ぼします。 まぶたが重たく見えることで「眠そう」「疲れている」といった印象を与えることがあり、対人関係において気になる方も少なくありません。 また、視界を確保しようとして眉や額の筋肉を過剰に使うことで、頭痛や肩こり、眼精疲労といった症状が現れる場合もあります。 これらの症状は放置すると悪化し、日常生活に支障をきたすことがあるため、早めの診断と適切な治療が必要です。

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂は、その原因によって大きく「先天性」と「後天性」に分けられます。 また、まぶたそのもの以外に原因がある場合もあり、それぞれの特性に応じた診断と治療が必要です。

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は、生まれつきまぶたを引き上げる筋肉である眼瞼挙筋や、補助的に働くミュラー筋の機能が十分でないことが原因です。 この状態は片側または両側に発生することがあり、幼少期から視界の妨げや外見上の問題が見られる場合があります。 視覚発達にも影響を及ぼすことがあるため、特に乳幼児期では早期の診断が重要です。

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂は、主に以下のような要因によって引き起こされます

加齢

加齢に伴い、まぶたを引き上げる役割を担う眼瞼挙筋を支える腱膜が弛緩し、機能が低下することがあります。 これにより眼瞼挙筋の力が十分に伝わらなくなることで、まぶたが下がりやすくなる要因となります。

外傷

まぶたへの外傷や手術後の影響で筋肉や腱膜が損傷を受けることがあります。 こうした損傷は、眼瞼を持ち上げる機能を低下させ、眼瞼下垂を引き起こすことがあります。

まぶたへの負荷

日常的な動作や習慣も、眼瞼下垂のリスクを高める要因になります。 特に、コンタクトレンズを長期間装着することで、まぶたに継続的な負荷がかかる場合や、目を頻繁に擦る習慣は、眼瞼挙筋や腱膜に損傷を与える可能性があります。 このような負荷の蓄積が、眼瞼下垂を引き起こす原因になることがあります。

まぶた以外に原因がある場合

眼瞼下垂は、まぶたそのものに問題がない場合でも、他の病気が原因となることがあります。以下はその代表例です。
  • 脳梗塞、脳腫瘍
  • 重症筋無力症
  • ホルネル症候群
  • ミトコンドリア脳筋症
これらの疾患が疑われるときは、眼瞼下垂の治療にとどまらず、根本的な原因となる疾患の診断と治療が必要です。

形成外科での眼瞼下垂治療

眼瞼下垂の治療には、形成外科での対応が推奨されます。 形成外科では、専門的な診察と診断を通じて、患者様一人ひとりの症状や原因に応じた最適な治療法を提案します。

診断の流れ

形成外科での治療は、まず詳細な診察から始まります。 専門医が視診を行い、必要に応じて画像診断を実施し、まぶたの開き具合や眼瞼挙筋の機能を確認します。 また、眼瞼下垂が神経系の異常や全身的な疾患に起因していないかも慎重に検討します。 診断結果をもとに、患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに最も適した治療法を選択します。

主な手術法

眼瞼下垂の治療においては、症状の程度や原因に応じてさまざまな手術法が選択されます。 以下に代表的な手術法をご紹介します。

【眼瞼挙筋前転法】

眼瞼挙筋前転法は、まぶたを引き上げるために最も一般的に行われる手術です。 まぶたを引き上げる役割を担う筋肉(眼瞼挙筋)の機能が低下している場合、眼瞼挙筋の腱膜を前方に移動させ、瞼板に再固定することで、まぶたをしっかりと引き上げることができます。

【前頭筋吊り上げ術】

前頭筋吊り上げ術は、主に重度の眼瞼下垂に対して行われる手術です。 この方法では、まぶたを引き上げるために額の筋肉である前頭筋を利用します。 まぶたと前頭筋を結びつけることで、前頭筋の収縮力を使ってまぶたを引き上げることが可能です。 特に、眼瞼挙筋の機能が著しく低下しており、他の方法では十分な効果が期待できない場合に有効な手術法です。

【皮膚切除術】

皮膚切除術は、まぶたの過剰な皮膚が原因で眼瞼下垂が進行している場合に適用されます。 過剰な皮膚を切除しまぶたの余分な部分を取り除くことで、まぶたがスムーズに開くようになります。 この手術は、加齢や皮膚のたるみによって生じた眼瞼下垂に対して効果的です。 皮膚のたるみが解消されることで、視界が広がり見た目も若々しくなります。

形成外科で眼瞼下垂を治療するメリット

眼瞼下垂の治療を形成外科で受けることには、多くのメリットがあります。 専門的な診断と治療が受けられるだけでなく、患者様の症状や生活スタイルに合わせた適切な対応が可能です。 以下に、形成外科で治療を受ける主なメリットを解説します。

保険が適用される場合がある

眼瞼下垂が視野の障害や日常生活に支障をきたす場合は、治療が医学的に必要と認められれば健康保険が適用されることがあります。 保険適用により、治療費の負担が軽減されるため、多くの患者様にとって経済的な利点となります。

形成外科医による専門的な治療

形成外科では、顔面やまぶたの解剖学に詳しい専門医が治療を担当します。 そのため、視機能の回復はもちろん、見た目の自然さやバランスも考慮した治療が可能です。 これにより、患者様の満足度が高い結果が期待できます。

様々な症状に対応可能

眼瞼下垂は、原因や症状の程度が患者様ごとに異なるため、それぞれに適した対応が必要です。 形成外科では、軽度から重度の眼瞼下垂まで幅広い症状に対応可能な治療法を提供しています。 また、まぶたの機能的な問題だけでなく、眼瞼下垂が全身疾患との関連性を考慮した診断を行います。 形成外科での治療は、視機能の改善と見た目の自然さの両立を目指しており、患者様一人ひとりの希望に応じた治療が可能であることが大きな特徴です。

まとめ

眼瞼下垂は、視機能や見た目に影響を与える症状ですが、適切な治療で大きく改善することが可能です。 形成外科では、専門的な知識と技術を持つ医師が診療を行い、機能の回復と自然でバランスの取れた仕上がりを目指します。 また、軽度から重度まで幅広い症例に対応し、患者様一人ひとりに最適な治療法を提供します。 形成外科と美容外科のクリニック池袋では、眼瞼挙筋前転法(松尾法)を用いた治療を行っています。 眼瞼下垂でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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院長プロフィール
春日 航 経歴
  • 日本大学医学部卒業
  • 信州大学医学部附属病院形成外科 病棟医長
  • その後形成外科クリニック、美容外科クリニックを経て、形成外科と美容外科のクリニック池袋院長就任
資格
  • 日本形成外科学会(JSPRS) 認定形成外科専門医
  • ボトックスビスタ® 認定資格医
  • ジュビダームビスタ® 認定資格医
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