腹直筋離開の治し方|自力で治せる?筋トレで戻らない理由と手術という選択肢を形成外科専門医が解説

産後、体重は元に戻ったのに、下腹だけぽっこりしたままで気になる方もいるのではないでしょうか。
腹筋運動やダイエットを続けてもお腹の膨らみが改善しない場合は、腹直筋離開が関係している可能性があります。
腹直筋離開は、産後の経過や運動によって改善する場合もありますが、離開の程度や腹壁の状態によっては、自力で元の状態まで戻すことが難しいケースもあります。
改善が難しい場合には、左右に開いた腹直筋の筋膜を縫い寄せる手術が選択肢になることもあります。
この記事では、腹直筋離開のセルフチェック方法や筋トレによる改善と限界、受診する診療科、形成外科で行う手術について詳しく解説します。
形成外科と美容外科のクリニック池袋では、必要に応じて腹直筋の筋膜縫縮を行うタミータックにも対応しています。
産後のお腹のぽっこりが改善せず悩んでいる方は、ご相談ください。
- 腹直筋離開は自力で治せる?自然に改善する場合もある
- 腹直筋離開とは?産後のぽっこりお腹が戻らない原因のひとつ
- 腹直筋離開のセルフチェック方法
- 腹直筋離開の治し方|まずは運動や日常生活の見直しを行う
- 筋トレを続けても腹直筋離開が戻らない理由
- 自力で改善しない腹直筋離開の治し方|手術という選択肢
- 皮膚のたるみもある腹直筋離開にはタミータックが選択肢
- 腹直筋離開の手術を受ける前に知っておきたい注意点
- 腹直筋離開は何科に行けばいい?症状に合わせて受診先を選ぼう
- 形成外科と美容外科のクリニック池袋では腹直筋離開を伴うタミータックに対応
- 腹直筋離開の治し方についてよくある質問
- まとめ|腹直筋離開の治し方は状態に合わせて選ぼう
腹直筋離開は自力で治せる?自然に改善する場合もある

腹直筋離開は、産後の身体の回復とともに自然に改善する場合があります。
Sperstadらの研究では、腹直筋離開がみられた割合は産後6週で60.0%、6か月で45.4%、12か月で32.6%でした。
産後の経過とともに改善する方がいる一方で、1年経っても約3割には離開が残ることがわかります。
また、適切な運動によって腹直筋の間隔が狭くなる場合もありますが、筋トレを続ければ必ず妊娠前の状態まで戻るわけではありません。
離開が大きい場合や産後から長期間経過している場合、白線や筋膜が大きく伸びている場合は、運動だけでは十分に改善しにくいことがあります。
複数回の妊娠・出産や多胎妊娠、出生体重が大きい児の出産なども、腹直筋離開が残りやすい要因として挙げられます。
そのため、離開の程度や皮膚のたるみ、脂肪の状態も含めて、自分に合った治し方を検討することが大切です。
腹直筋離開とは?産後のぽっこりお腹が戻らない原因のひとつ
腹直筋離開とは、左右の腹直筋の間にある「白線」と呼ばれる組織が伸び、腹筋の間隔が広がった状態です。
妊娠中はお腹が大きくなることで腹壁が引き伸ばされるため、産後に起こりやすく、ぽっこりお腹が戻らない原因のひとつになります。
ここでは、腹直筋離開でみられる主な症状や、腹壁ヘルニアとの違いについて解説します。
腹直筋離開でみられる主な症状
腹直筋離開では、産後しばらく経っても下腹がぽっこりしていたり、体重が戻っているのにお腹だけ妊娠中のように出て見えたりすることがあります。
また、起き上がったときにお腹の中央が縦に盛り上がる、お腹に力が入りにくい、体幹が安定しにくいと感じることもあります。
そのほか、腰痛や反り腰などの姿勢の崩れ、尿もれなどを伴う場合もあります。
症状の出方には個人差があるため、腹直筋の離開幅だけで重症度を判断することはできません。
腹直筋離開と腹壁ヘルニアは異なる
腹直筋離開は、左右の腹直筋の間隔が広がっている状態ですが、基本的には腹壁に穴が開いているわけではありません。
一方、腹壁ヘルニアや臍ヘルニアは、腹壁の一部にできた欠損部分から組織が脱出する状態です。
腹直筋離開とヘルニアを併発する場合もあるため、強い痛みがある場合や、一部分だけが大きく膨らんでいる場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。
腹直筋離開のセルフチェック方法

腹直筋離開は、自宅でもお腹の状態を簡単に確認できます。
ただし、セルフチェックだけで離開の程度や治療の必要性まで正確に判断することはできません。
ここでは、自宅でできるチェック方法と、医療機関へ相談する目安を解説します。
自宅でできる腹直筋離開のチェック方法
セルフチェックは、身体の回復が進む産後6〜8週以降を目安に行います。
まず仰向けになり、膝を曲げて足裏を床につけます。
おへその周辺に指を当てたまま頭を軽く持ち上げ、腹筋に力を入れた状態で、左右の腹直筋の間に指が何本入るか確認しましょう。
指2本分(約2cm)以上のすき間がある場合は、腹直筋離開の可能性があります。
おへその部分だけでなく、へそから指2〜3本分ほど上と下の位置も同じように確認します。
また、すき間の幅だけでなく、指が深く沈み込む、腹部中央の張りが弱いといった状態もチェックしましょう。
起き上がったときにお腹の中央がドーム状に盛り上がる場合も、腹直筋離開が疑われるサインのひとつです。
セルフチェックだけでは正確な診断はできない
指の太さには個人差があるため、セルフチェックだけで腹直筋離開の程度を正確に判断することは難しいです。
また、離開の幅だけでなく、白線や腹壁全体の状態も確認する必要があります。
医療機関では、触診のほか、必要に応じて超音波検査やCTなどで状態を評価することがあります。
腹直筋離開が疑われる場合や、ぽっこりお腹や痛みなどの症状が気になる場合は、医師へ相談しましょう。
腹直筋離開の治し方|まずは運動や日常生活の見直しを行う

腹直筋離開では、まず運動療法などの保存的な方法を検討します。
体幹を意識したトレーニングや姿勢、身体の使い方を見直すことで改善が期待できる場合があります。
ただし、負荷のかけ方によっては腹部に強い圧がかかるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
腹横筋や骨盤底筋など体幹を意識したトレーニング
腹直筋離開では、腹横筋や骨盤底筋など体幹を支える筋肉を意識したトレーニングが行われます。
代表的な方法には、腹式呼吸やドローイン、骨盤底筋トレーニングなどがあります。
腹式呼吸は、仰向けで膝を曲げ、お腹に手を当てて鼻から息を吸い、口からゆっくり吐きながらお腹をへこませます。
ドローインは、息を吐きながらおへそを背中へ近づけるようにお腹を引き込み、その状態を数秒保ってから力を抜きます。
骨盤底筋トレーニングでは、仰向けなど楽な姿勢で、尿を途中で止めるようなイメージで骨盤底筋を締め、数秒保ってから緩めます。
いずれも5〜10回程度から始め、慣れてきたら10回×2〜3セット程度を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
産後の運動は身体の回復状態に合わせて段階的に再開します。
本格的な体幹トレーニングは、1か月健診などで経過に問題がないことを確認してから始めると安心です。
帝王切開後は創部の回復も必要なため、経腟分娩より開始時期が遅くなる場合があります。
2〜3か月以降を目安にするケースもありますが、一律ではないため医師に確認しましょう。
運動中にお腹の中央が大きく盛り上がったり、痛みや出血が生じたりする場合は中止し、医師や理学療法士へ相談してください。
腹圧が強くかかる筋トレには注意する
腹直筋離開がある場合は、お腹の中央が大きく盛り上がるような運動や動作に注意が必要です。
特に、クランチやシットアップ、V字腹筋、高負荷のプランクなどは、腹部に強い圧がかかりやすいため、状態に応じて避けたり負荷を調整したりします。
また、運動だけでなく、仰向けの状態から勢いよく起き上がる、重い物を反動で持ち上げるといった日常動作でも腹圧が高まりやすくなります。
ベッドから起きるときは、いったん横向きになってから腕を使って身体を起こすと、腹部への負担を抑えやすくなります。
便秘で強くいきんだり、咳を繰り返したりすることでも腹圧が高まるため注意しましょう。
ただし、腹直筋離開があるからといって、すべての腹筋運動を避ける必要があるわけではありません。
運動中にお腹の中央がドーム状に盛り上がる場合は負荷が強すぎる可能性があるため、身体の状態に合わせて運動の種類や負荷を調整することが大切です。
コルセットや腹帯だけで腹直筋離開が治るわけではない
コルセットや腹帯は、産後のお腹を支える目的で使用されることがあります。
また、産後ガードルや骨盤ベルトは、骨盤まわりを支えたり姿勢を補助したりする目的で使われますが、伸びた白線そのものを元に戻すものではありません。
装着するだけで腹直筋離開が改善するとは限らないため、腹部の機能回復や適切な姿勢、身体の使い方もあわせて見直していくことが大切です。
筋トレを続けても腹直筋離開が戻らない理由

筋トレを続けていても、産後のぽっこりお腹が十分に改善しない場合があります。
腹直筋離開は単なる筋力不足ではなく、左右の腹直筋をつなぐ白線や筋膜が伸びていることも関係しています。
また、皮膚のたるみや脂肪が重なっている場合もあるため、筋トレだけでは改善しにくい理由を詳しく解説します。
腹直筋離開は単なる筋力不足ではない
腹直筋離開では、左右の腹直筋をつなぐ白線や筋膜が妊娠によって引き伸ばされています。
筋トレによって筋肉を鍛えることと、一度伸びた白線や筋膜を元の位置に戻すことは異なります。
そのため、筋トレによって体幹の機能や腹直筋の間隔が改善しても、離開が完全には解消しない場合があります。
特に、離開が大きい場合や産後から何年も経過している場合などは、筋トレだけでは十分な改善が得られないケースもあります。
産後のぽっこりお腹には皮膚のたるみや脂肪も関係する
産後のお腹が戻らない原因は、腹直筋離開だけとは限りません。
妊娠によって伸びた皮膚が余っていたり、皮下脂肪が残っていたりする場合もあります。
さらに、皮膚のたるみや脂肪に腹直筋離開による腹壁の緩みが重なると、筋トレをしてもぽっこりした見た目が残りやすくなります。
筋肉を鍛えることでお腹が引き締まって見える場合はありますが、大きく余った皮膚そのものを筋トレでなくすことはできません。
産後のお腹のたるみが戻らない原因や、皮膚のたるみと腹直筋離開の見分け方について詳しく知りたい方は、「産後のお腹のたるみが戻らないのはなぜ?皮膚のたるみと腹直筋離開の見分け方と対処法」もあわせてご覧ください。
ダイエットや脂肪吸引だけでは改善しにくい場合がある
ダイエットは体重や体脂肪を減らす方法であり、腹直筋離開そのものを修復する方法ではありません。
同様に、脂肪吸引は皮下脂肪を減らす施術であり、左右に開いた腹直筋の筋膜を元に戻すものではありません。
そのため、体重は妊娠前まで戻っているのに下腹だけが出ている場合は、腹直筋離開や余った皮膚が関係している可能性があります。
比較的軽い離開で皮膚の余りが少ない場合は運動で改善が期待できる一方、離開が大きい場合や産後から長期間経過している場合、皮膚が大きく余っている場合などは、筋トレやダイエットだけでは改善しにくいことがあります。
このような場合は、お腹の状態に応じて別の治療方法を検討します。
自力で改善しない腹直筋離開の治し方|手術という選択肢
運動や産後の自然回復で十分に改善しない腹直筋離開では、手術を検討する場合があります。
手術では、左右に離れた腹直筋の筋膜を中央へ縫い寄せ、腹壁を整えます。
ここでは、手術を検討するケースや主な手術方法について解説します。
腹直筋離開の手術を検討するケース
産後から長期間経過しても腹直筋離開が残っている場合や、適切な運動を続けてもお腹の突出が改善しない場合は、手術が選択肢になることがあります。
また、離開が大きい場合や皮膚の余りが目立つ場合、体幹の不安定感や見た目の悩みが強い場合にも検討されます。
ただし、離開幅だけで手術の必要性を判断するわけではありません。
保存的な方法でどの程度改善しているか、症状や皮膚のたるみ、腹壁全体の状態などを確認したうえで判断します。
左右に開いた腹直筋の筋膜を縫い寄せる
腹直筋離開の手術では、左右に広がった腹直筋そのものを切除するのではなく、腹直筋を覆う筋膜を中央へ縫い寄せて腹壁を整えます。
この方法は、腹直筋筋膜縫縮や腹直筋縫縮などと呼ばれ、筋膜を物理的に寄せる点が筋トレとの大きな違いです。
皮膚の余りが少ない場合には、腹腔鏡などを用いて小さな傷から筋膜を縫合する方法が選択されることもあります。
一方、産後の皮膚のたるみや余剰皮膚も目立つ場合は、筋膜の縫縮とあわせて余った皮膚を切除できるタミータックが選択肢になります。
どの術式が適しているかは、腹直筋離開の程度や皮膚の余り、希望する仕上がりなどによって異なります。
皮膚のたるみもある腹直筋離開にはタミータックが選択肢
産後のお腹には、腹直筋離開だけでなく、伸びた皮膚のたるみや余った脂肪が同時にみられる場合があります。
このような場合は、腹直筋の筋膜を縫い寄せながら余った皮膚や脂肪も切除できるタミータックが選択肢になります。
ここでは、タミータックでどのように腹部を整えるのかを解説します。
タミータックは皮膚・脂肪・腹直筋にアプローチできる
タミータックは、腹部の余った皮膚や皮下脂肪を切除し、お腹の形を整える手術です。
腹直筋離開がある場合は、必要に応じて左右の腹直筋の筋膜を中央へ縫い寄せます。
そのため、産後の皮膚のたるみと腹直筋離開が同時にみられる場合に検討される方法です。
皮下脂肪を減らすことが中心の脂肪吸引とは、治療の目的が異なります。
腹直筋の筋膜縫合でぽっこりしたお腹を整える
腹直筋離開がある場合は、左右に離れた腹直筋の筋膜を中央へ寄せて縫合します。
腹壁の緩みを整えることで、腹直筋離開によるお腹の突出感の改善を目指します。
筋トレでは十分に改善しにくい腹壁の緩みに対して、直接アプローチできる点が特徴です。
ただし、すべての方に筋膜縫縮が必要なわけではなく、離開の程度や腹部の状態を診察したうえで判断します。
余った皮膚を同時に切除できる
妊娠や出産によって大きく伸びて余った皮膚は、筋トレだけで取り除くことはできません。
タミータックでは、この余剰皮膚を切除できるため、腹直筋離開だけでなく皮膚のたるみも目立つ場合に適しています。
皮膚の余りが広範囲に及ぶ場合などは、腹部の状態に応じて臍移動を行うこともあります。
タミータックは痩せるための手術ではない
タミータックは、お腹のたるみや腹壁の緩みを整える手術であり、体重を大幅に減らすことを目的としたものではありません。
また、内臓脂肪を除去する治療でもありません。
脂肪量が多い場合は、まず減量を行ったり、脂肪吸引など別の方法を組み合わせたりすることがあります。
腹直筋離開、余剰皮膚、皮下脂肪の状態をそれぞれ確認し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。
腹直筋離開の手術を受ける前に知っておきたい注意点
腹直筋離開に対する手術には、傷跡やダウンタイム、合併症などのリスクがあります。
また、今後の妊娠予定によっては手術時期を調整した方がよい場合もあります。
ここでは、手術前に確認しておきたいポイントを解説します。
下腹部に傷跡が残る
タミータックでは下腹部を横方向に切開するため、傷跡が残ります。
時間の経過とともに目立ちにくくなる場合もありますが、傷跡の残り方には個人差があります。
傷跡の位置や仕上がりについては、事前に医師へ確認しておきましょう。
タミータックの傷跡が残る位置や術後の経過については、「タミータックの傷跡は残る?目立たなくなる経過ときれいに治すコツを解説」で詳しく紹介しています。
ダウンタイムやリスクがある
タミータックは切開を伴うため、一般的な美容施術よりダウンタイムが長くなります。
術後は腫れや痛み、内出血などがみられるほか、感染、血腫、血栓などのリスクもあります。
仕事や家事、育児への復帰時期も考えて手術日を決めることが大切です。
術後の経過や仕事復帰の目安については、「タミータックのダウンタイムはいつまで?腫れ・痛みの経過と仕事復帰の目安」で詳しく解説しています。
今後妊娠を予定している場合は手術時期を相談する
タミータック後でも妊娠は可能です。
ただし、妊娠によって腹壁や皮膚が再び伸びる可能性があります。
今後妊娠や出産を予定している場合は、その予定も含めて手術時期を医師と相談しましょう。
腹直筋離開は何科に行けばいい?症状に合わせて受診先を選ぼう

腹直筋離開の受診先は、産後の時期や症状、希望する治療によって異なります。
産婦人科や整形外科・リハビリテーション科、外科、形成外科などが選択肢です。
主な症状や目的ごとの受診先は、以下を参考にしてください。
| 症状・目的 | 主な受診先 |
|---|---|
| 産後間もなく、身体の回復や運動再開について相談したい | 産婦人科 |
| 運動療法で腹直筋離開の改善を目指したい | 整形外科・リハビリテーション科 |
| 痛みや局所的な膨らみがあり、ヘルニアが疑われる | 外科 |
| 皮膚のたるみや腹直筋離開を手術で改善したい | 形成外科 |
産後の身体について不安がある場合は産婦人科などへ相談する
産後間もない時期の身体の変化について不安がある場合は、まず産婦人科などへ相談するとよいでしょう。
運動を始める時期についても、産後の回復状態を確認してから判断します。
必要に応じて、リハビリテーションや理学療法を案内される場合もあります。
運動療法で改善を目指すなら整形外科・リハビリテーション科
腹直筋離開を運動療法で改善したい場合は、整形外科やリハビリテーション科も選択肢です。
理学療法士による評価を受けながら、腹横筋や骨盤底筋などを意識したトレーニングや、姿勢・身体の使い方の改善に取り組みます。
腰痛や体幹の不安定感を伴う場合にも相談しやすい診療科です。
ヘルニアが疑われる場合は外科へ相談する
お腹の一部分だけが強く膨らんでいる場合や、痛みを伴う場合は、臍ヘルニアや腹壁ヘルニアの可能性があります。
このような場合は、外科などを受診して診断を受けましょう。
産後のお腹のたるみや腹直筋離開の手術を検討するなら形成外科も選択肢
皮膚のたるみや腹壁の形まで含めて改善したい場合は、形成外科への相談も選択肢です。
腹直筋筋膜の縫縮や余剰皮膚の切除を行うタミータックについても相談できます。
腹直筋離開だから必ず特定の診療科を受診するのではなく、症状や希望する治療に合わせて受診先を選ぶことが大切です。
形成外科と美容外科のクリニック池袋では腹直筋離開を伴うタミータックに対応
形成外科と美容外科のクリニック池袋では、腹直筋離開や産後のお腹のたるみについて相談できます。
余った皮膚や皮下脂肪の切除に加え、必要に応じて腹直筋筋膜の縫縮を行うタミータックに対応しています。
ここでは、当院で行うタミータックの特徴や費用、症例について紹介します。
形成外科専門医が腹直筋や皮膚の状態を診察
当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医がお腹の状態を診察します。
腹直筋離開の程度だけでなく、余っている皮膚の量や皮下脂肪、おへその位置、帝王切開などの傷跡まで確認します。
そのうえで、タミータックが適しているか、臍移動や腹直筋筋膜の縫縮が必要かを判断します。
必要に応じて腹直筋筋膜の縫縮を行う
当院のタミータックでは、余った皮膚や皮下脂肪を切除するとともに、必要に応じて左右に離れた腹直筋の筋膜を中央へ寄せる「コルセット縫合」を行います。
皮膚のたるみと腹直筋離開の両方にアプローチできるため、産後のお腹が戻らない方にも選択肢となります。
腹部の状態に合わせて、臍移動なし・臍移動ありの方法を検討します。
詳しい施術方法については、タミータックの「施術ページ」をご覧ください。
形成外科と美容外科のクリニック池袋のタミータックの費用
当院のタミータックは、腹直筋筋膜の縫縮だけでなく、余剰皮膚や皮下脂肪の切除まで含めて腹部全体を整える手術です。
形成外科専門医が手術を担当し、料金には麻酔代も含まれています。
料金は以下のとおりです。
| 施術内容 | モデル価格 | 通常価格 |
|---|---|---|
| 臍移動なし | 841,500円 | 990,000円 |
| 臍移動あり | 1,020,000円 | 1,200,000円 |
※料金は税込です。
※麻酔代を含みます。
※モデル価格には適用条件があります。
※お腹の状態や施術内容によって追加費用が必要となる場合は、カウンセリング時に事前に説明します。
タミータックの費用相場や料金の内訳については、「タミータックの費用相場はいくら?料金の内訳と安く抑えるポイントを解説」もご覧ください。
当院でタミータックを受けられた患者様の症例
当院で実際にタミータックを受けられた患者様の症例をご紹介します。
こちらの患者様は、出産後の下腹部の皮膚のたるみにお悩みで来院されました。
下腹部だけでなく、おへそ周辺にも皮膚のたるみがみられたため、臍移動を伴うタミータックを行いました。
![]() 術前 |
![]() 術後1か月 |
余った皮膚や皮下脂肪を切除し、臍移動を伴うタミータックを行いました。
術後1か月では、下腹部の余分な皮膚が減り、横から見たお腹のラインもすっきりしています。
下腹部の傷跡にはまだ赤みがみられますが、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。
施術名:タミータック(臍移動あり)
施術料金:1,200,000円(モデル価格1,020,000円)
治療回数:1回
診療区分:自由診療(保険適用外)
主なリスク・副作用:出血、疼痛、感染、創離開、血腫、漿液腫など
※術後の仕上がりや傷跡の経過には個人差があります。
タミータックの症例は「症例ページ」でもご覧いただけます。
腹直筋離開の治し方についてよくある質問
腹直筋離開の治し方について、よくある疑問に回答します。
腹直筋離開は放置しても自然に治りますか?
腹直筋離開は、産後の身体の回復に伴って腹直筋の間隔が狭くなる場合があります。
一方で、産後から長期間経過しても離開が残るケースもあります。
ぽっこりお腹や腰痛などの症状が気になる場合は、医療機関へ相談しましょう。
腹直筋離開は何センチからですか?
一般的には、左右の腹直筋の間隔が2cmを超えている状態が腹直筋離開の目安のひとつとされています。
ただし、測定する位置や方法によって数値は異なります。
離開幅だけで治療の必要性を判断するものではなく、症状や腹壁全体の状態も確認することが大切です。
腹直筋離開があると腹筋をしてはいけませんか?
腹直筋離開があるからといって、すべての腹筋運動を避ける必要はありません。
ただし、運動中にお腹の中央がドーム状に大きく盛り上がるような高負荷の運動には注意が必要です。
産後の回復状態や腹直筋離開の程度に合わせて、無理のない運動を選びましょう。
整体や骨盤矯正で腹直筋離開は治りますか?
整体や骨盤矯正によって姿勢や身体の使い方が整い、腰痛などの症状が軽減する場合はあります。
ただし、整体や骨盤矯正によって伸びた白線や筋膜そのものを元の状態へ戻せるとは限りません。
腹直筋離開の改善を目指す場合は、適切な運動療法や医療機関での評価も検討しましょう。
出産経験がない人や男性でも腹直筋離開になりますか?
腹直筋離開は妊娠や出産をきっかけに起こることが多いですが、出産経験がない方や男性にみられる場合もあります。
肥満や大きな体重変化、腹部に繰り返し強い圧がかかることなどが関係する場合があります。
お腹の中央の膨らみや腹筋のすき間が気になる場合は、医療機関で相談しましょう。
産後何年経っていても腹直筋離開の治療はできますか?
産後から数年経っていても、腹直筋離開の状態に応じて治療を検討できます。
運動療法で改善を目指す場合もあれば、離開が大きい場合や皮膚のたるみを伴う場合には手術が選択肢になることもあります。
産後からの年数だけで判断せず、現在の腹直筋や皮膚の状態を確認することが大切です。
腹直筋離開の手術は保険適用になりますか?
見た目の改善を目的として行うタミータックは、原則として自由診療です。
一方、腹壁ヘルニアなど別の疾患を伴っている場合は、その疾患に対する治療が保険診療の対象となる可能性があります。
保険適用の可否は診断や治療目的によって異なるため、受診する医療機関へ確認しましょう。
まとめ|腹直筋離開の治し方は状態に合わせて選ぼう
腹直筋離開は、妊娠や出産によって左右の腹直筋の間が広がった状態です。
自然回復や適切な運動で改善する場合もありますが、白線や筋膜が大きく伸びている場合は、筋トレだけでは十分に戻らないことがあります。
また、皮膚のたるみや脂肪が重なっていると、産後のぽっこりお腹が残りやすくなります。
自力で改善しにくい場合は、腹直筋筋膜の縫縮や、余剰皮膚も切除できるタミータックが選択肢です。
形成外科と美容外科のクリニック池袋では、形成外科専門医が腹部の状態を確認し、適切な治し方を提案しています。
筋トレやダイエットを続けてもお腹が戻らない方は、一度医師へ相談しましょう。
産後のお腹のたるみや、皮膚のたるみと腹直筋離開の違いについて詳しく知りたい方は、「産後のお腹のたるみが戻らないのはなぜ?皮膚のたるみと腹直筋離開の見分け方と対処法」もあわせてご覧ください。






